猪肉3
ジビエは臭いというイメージがあります。これは解体作業が拙いことと繁殖期に近い時期のオスの肉を使用していることが原因です。食堂で提供している猪肉は冬場の猪を義弟がていねいに解体をしているのでまったく臭みがありません。義弟は散弾を使わずに一発弾でこめかみ周辺を狙い苦しませずに仕留めています。散弾は鉛弾が肉に散るので食用にしたときに除去する必要があります。仕留めた猪はなるべく早く頸動脈をナイフで刺して血抜きをします。この時の切り傷を小さくすることも重要です。傷口が大きいと雑菌が繁殖しやすくなるからです。谷川や水場まで運び全身をよく洗います。肛門近くから首の付け根まで内臓を傷つけないように切り開きます。食道と肛門を切断しビニール袋で多い結束バンドなどで締めます。これをしておくと内臓を取り出す時に消化器の中にある内容物や糞による感染を防げます。膀胱を取り出す時は破らないように気をつけます。猪の尿はとても臭いので、膀胱を破って尿が肉や内臓に付着するとかなりおおきくえぐって捨てなければなりません
No.2064
1237 days until the end of the first phase
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