草木萠動6/72
きょうから七十二候は6番目の草木萠動(そうもくめばえいずる)が始まります。春の雨は土中の虫を目覚めさせ、大地をうるおし、木々を芽吹かせるあらゆるものに命を吹き込むものと考えられていました。草花は芽生えたかと思うと花を一斉に咲かせます。オオイヌノフグリ、キュウリグサ、ハコベ、オランダミミナグサ、タネツケバナ、ナズナ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、カタバミ、コオニタビラコ。背の低い草が早々に開花するのは周囲の背の高い草が生えたり、木々が葉を茂らせたりする前に確実に命をつなぐためです。雑草とひとくくりにされる草花はあえて肥沃な土地を選ばずに過酷な環境で生き延びる選択をしています。石畳のわずかな隙間、階段の隅っこなどに葉を伸ばす草を「小草(おぐさ)」と呼びます。昔の人は小草に春の到来と生命力を感じました
2月29日(木)は定休日です
No.1656
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1645 days until the end of the first phase
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