穀物への適応

ホモ属としての人類が誕生した250万年昔から長い期間主食は肉でした。麦を収穫して主食へと変化したのはわずか1万年前。人類の消化管は肉の消化に比べて穀物の消化にまだ適応しきれていないと考えられます。小麦の種子に含まれる甘いデンプンは体内でブドウ糖に分解されます。ブドウ糖は脳内でエンドルフィンという快楽物質を大量に放出します。アヘンの吸引と同じ状態です。これによって人類は肉食から小麦や米などの穀物食へと変化したという説もあります。必須アミノ酸、必須脂肪酸は人類が体内で合成できない必要不可欠な栄養素ですが、必須糖質はありません。ブドウ糖は消化管から血管へ吸収されるので食後は高血糖になります。血糖の上下が激しいと血管が傷つきます。まだ人類が穀物食への適応が完成していない証拠です。「パンや米を食べないと元気が出ない」というのはエンドルフィンの影響なので栄養学的には無関係です

11月13日(日)はランチのみで貸し切りです

No.1183


10月7日提供の海老炒飯(コース料理用)

2118 days until the end of the first phase

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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